本記事では、書類通過のための確認ポイントを、転職エージェントに勤める筆者が徹底的に解説します!!
最後まで読んでいただければと思います。
前提として、、、
エンジニア人口は2030年には、79万人も不足すると言われている現在、エンジニアの需要は非常に高まっています。
実際に、中途採用におけるエンジニア求人も、2年前の倍以上になっている媒体もあるほどです。
しかし、最近では新卒での一括採用やリスキリング推進の流れにより、中途採用市場では未経験者より、人材を指導できる、一定以上の知識を持っているエンジニアが好まれる傾向があります。
そのため、未経験可と記載があっても、実は書類選考で落とされてしまうことは近年ではよくあることです。
そこで、経験がすくないエンジニアでも書類通過を可能にするポイントを3つ記載いたします。
①チグハグな求人票はほぼ通らない。
まず第一に、チグハグな求人票は書類通過しないことがほとんどです。
チグハグな、とは、職務内容、求めるスキル(必須要件/歓迎要件)、年収などがマッチしていないことを意味します。
これは求職者、企業ともに注意すべき点です。
例えば「第二新卒歓迎」などと記載があるにもかかわらず、年収が600万〜750万などと記載がある場合は注意が必要です。
現在、エンジニアの需要が非常に高まっており、高騰しておりますが、まだ、いわゆる”常識”の範囲内に収まっています。
このように記載する背景には、エージェントのCAが「紹介数」をKPIとしていることが挙げられます。
一定以上の紹介数を確保できる企業を優遇する、ということもエージェントによってはあるため、エージェントから沢山紹介をもらいたい企業は、応募が取りやすい記載の仕方をすることもあるでしょう。
※上記は転職エージェントや、転職サイトの求人票の場合が多いです。
未経験であれば250万〜350万、独学で勉強しており、ポートフォリオやGitのアカウントを提示できる人で最大で450万程度をイメージしていただければと思います。
また、応募したい求人が怪しい場合には、エージェントや媒体に、募集の背景を確認するようにしましょう。
②ポートフォリオなどの成果物は必ず記載する。
続いて、当たり前ですが自分が勉強したことなどはアピールしましょう。
資格などがある場合は記載するのはもちろんのこと、勉強中など現在進行形でももちろん構いません。書いたもん勝ちです。
資格であれば、例えば下記の資格などは取得して損はありません。
また、プログラミングのスキルを証明したい場合には、ネットでpaizaプログラミングスキルチェックなどもありますので、例えばこのようなものでも問題ありません。
また、
エージェント経由で応募する場合は、エージェントの企業担当が強く推薦してくれることもあります。
エンジニアは実力も大事ですが、実務未経験者は学んでいく姿勢を特に見られます。
技術は常に進化していきますので、常に学んでいく姿勢、モチベーションなどをアピール出来るだけで好印象です。
小さな事でもどんどんアピールしていきましょう!
③転職エージェントに依頼する。
どこの会社、などこだわりがない場合は転職エージェントに相談することをオススメします。
これは転職エージェントに私が勤めているから提案しているわけではありません。
理由としては、
・自分のレベル感を理解することが出来、通過しやすい求人を教えてくれる。
・非公開求人に出会える
・企業に一押ししてくれる
というところが挙げられます。
・自分のレベル感を理解することが出来、通過しやすい求人を教えてくれる。
エージェントは転職、求人に対するプロであるため、求職者のレベル感やどの企業、求人は通過するかを直ぐに理解することが出来ます。
そして、エージェントのカウンセラーは、紹介数や書類通過率をKPIとして追っていることがほとんどであるため、出来るだけ通過しやすい求人を紹介する傾向があります。
したがって、求人は基本的には「通過する可能性がある求人」を紹介するので、紹介された求人の内容で自分のレベル感、市場価値を把握しましょう。
もちろん有名な大手企業を受けたい、という方は応募していいと思います。
ただ、一点だけ注意して頂きたいのは、”一度応募した企業は一年くらいは応募できない”ということです。
応募を受けた企業は、基本的に応募職種以外でも可能性がないか見てくれることが多いです。
したがって、お見送りになった際は「うちの”会社”では、活躍してもらえるポジションがありません」というメッセージになります。
「他のポジションなら」などと思っても応募できないことが殆どなのです。
よって、自分にはハードルが高い企業に応募する際には、エージェントに相談し、見極めてから応募しましょう。
・非公開求人に出会える
非公開求人とは、企業が戦略上、社名を非公開にしていたり、よっぽど条件に見合う人にのみ紹介してほしいとエージェントに依頼している求人です。
非公開にする背景としては、
・募集ポジションによって今後の戦略をライバルに知られないようにする。
ということがあります。
特に、非公開の求人はハイクラスであることが多く、エンジニア系ではPdM、CTOやVPoEなども当てはまります。
ハイクラス系の職種に転職したい場合には、是非エージェントに相談してみてください。
(今回は主に未経験者向けに書いておりますが、、、)
明確に狙いの企業がない場合には、
会社の業種、規模感、年収、職種などの希望を伝えるのが良いでしょう。
・企業に一押ししてくれる
エージェントも営業職になるので、それぞれ企業の担当をしています。
①でも記載しましたが、エージェントは書類提出数、通過率がKPIとなっていることが多いので、あの手この手で企業に提案し、書類を通過させてくれます。
したがって、自己応募でエントリーした後は、「神に祈るのみ」となってしまいますが、エージェントは企業に様々な提案して書類通過に繋げます。
そのため、自分に合った求人に応募でき、応募後もサポートがもらえるエージェント経由での応募は、自己応募に比べ選考通過率が高いのです。
また、エージェントの中には、企業の人事とある程度関係性を築けている担当者もいますので、そのような担当者に出会えると、求人の要件に満たなくても紹介してもらえたりします。
このような面から見ても、エージェントに頼ることは、内定獲得に向けての近道となります。
転職の際にはエージェントなど、使えるものはなんでも使って選考に勝っていきましょう。
最後に、、、
いかがでしたでしょうか。
本記事では未経験者が書類通過するための確認ポイントを3つご紹介させていただきました。
まだまだご紹介したいポイントは沢山ありますので、今回のような記事も書いていきます。
今後も読んでいただけますと幸いです。
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